よく使われる方言100語

ま〜も
まつぼり
南予 中予 東予
へそくり金、内緒で貯めた小金のこと。古語の「まつべる」=一つにまとめるの転か。中予の一部でへそくることを「マツマエニスル」という。
【例】
「あんたコジャンとマツボリしとろ」
…「あなたなら小賢く内緒の金を貯めているでしょう」



まどう
南予 中予 東予
古語に「償う」がある。弁償する、償うの意。「マゾウ」とも。
【例】
「スマンノゥ、マドウキン、コラエテツカァ」
…「済みませんね、弁償しますから許してくださいね」



みてくれ
南予 中予 東予
うわべ、ちょっと見、外観、みばの意。
【例】
「この果物はミテクレはいま一つじゃが、味はなかなかのもんよ」
…「この果物はちょっと見には見栄えがよくないが、味はなかなかオイシイですよ」



むかわれ
南予 中予 東予
死者の一周忌のこと。宗旨によって年忌は異なるが、一周忌は忌明けで特に大切にする。ムキカワル(死者が)の転で、輪廻の意か。
【例】
「おとうさんのムカワレスルケン、モンテオイデナ」
…「お父さんの一周忌をしますから、帰ってきなさいよ」



むつごい
南予 中予 東予
あっさりしていない。味が濃い、油っこい、喉ごしが悪い。「あっさりした」の逆。
【例】
「この料理はムツゴウて、アシの口にはあわんわい」
…「この料理は味付けが濃すぎて、私の好みではない」



めんどい
南予 中予 東予
むつかしい、手数がかかる。世話が焼ける。やっかいなことをいう。メンドは面倒。不精者を「メンドガリ」という。
【例】
「ほて忙しいときにメンドイことを言うてくるな」
…「とても忙しいときにやっかいなことを持ちかけてこないでください」



めんめこぎ
南予 中予 東予
メンメは銘々、各自、それぞれ。コギは漕ぎ。一人一人がそれぞれ勝手にすること。
【例】
「今夜、メンメコギで一杯やるか」
…「今夜、それぞれ自分持ちで酒を飲みませんか」 (割り勘とは異なる)



もがう
南予 中予 東予
あらがう、さからう、抗議する、我意を張る、異議を唱える。もがくの意も。
【例】
「ソガイニ モガイナハッタテ イケンゼ」
…「そんなに逆らってはいけませんよ」



もげさく
南予 中予 東予
モゲはもぐ、サクは罵りさげすむ場合の接尾語。ダメなつまらない男の蔑称。
【例】
「あのモゲサクは使いもんにならん」
…「あの男はダメづめが悪いから、使えない」



もぶり
南予 中予 東予
五目めしのこと。泥だらけになったら土もぶれという。いろいろな具をかきまぜ(もぶし)た飯がモブリメシ。酢をきかせない醤油味のマゼメシ、タキコミメシとも言う。
【例】
「なんというてもお袋の味はモブリよの」
…「やっぱり何といっても母の味と言えばこの五目めしが一番だなぁ」




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