よく使われる方言100語 は〜ほ
はちはん
南予 中予 東予
なれなれしく、さも当選のようにあつかましくすること。迷惑気味に使う。
【例】
「あいつはうちで酒のむのをハチハンにしとるのう」
…「あいつは当たり前のようにして、うちで酒を飲んでる」



ひこずる
南予 中予 東予
乱雑で片づけが出来ていない様子。あれもこれもひきづり出したままのこと。
【例】
「なんとまぁ、なんもかんもヒコズリさがして。ちいとはなんとかせえや」
…「あれもこれも散らかし放題、少しは片づけて整理でもしたらどうですか」



ひして
南予 中予 東予
まる一日のこと。ヒトヒの訛り。往復一日がかりの道中は「ヒシテミチ」。隔日のことは「ヒシテガイ」。「イチンチハネガイ」ともいう。
【例】
「ヒシテガイニウエキニミズヲヤリナ」
…「一日おきに植木に水をやりなさい」



ひねとる
南予 中予 東予
「ヒネ」は古びたこと。「トル」は状態。食料や衣服でも塾度や流行が過ぎると「ヒネモン」になる。
【例】
「この野菜はヒネトルけん、もう売り物にゃならん」
…「この野菜は鮮度を失ったから商品として売れない」



ひまいる
南予 中予 東予
手間取る、遅れる、時間がかかる。「ヒマガイル」とも。ヒマは時間、イルは要るか。「手間ヒマかかる」とほぼ同意。
【例】
「なんぞォこのうどん屋は。ヒマイルのう、いつまで待たすんゾ」
…「このうどん屋は注文してから手間をとらされるなぁ」



ひょくひょく
南予 中予 東予
ときおり、折にふれての意。突然の場合は「ヒョカット」「ヒョクット」となる。
【例】
「あの人は今でもヒョクヒョクやって来て話し込んでは去によらい」
…「あの人は今でも時折来て、世間話をして帰っている」



びんだれ
南予 中予 東予
だらしがない、貧乏ったれ、汚い、体裁を気にかけずに、身辺の始末が悪いこと。また人を言う。
【例】
「あいつはビンダレじゃけん、部屋の中がわやくちゃじゃが」
…「あいつはだらしがないから、身の回りも乱雑だ」



ぶく
南予 中予 東予
身内に死者が出たとき、一年間神もうでをしない習慣(ぶくかかる)。喪服をぶくということばから出た言葉か。
【例】
「あっこはブクがかかっとるけん、お祭りの寄付はもらいに行かれんゼ」
…「あの家は服喪中だから祭りごとは避けなさいよ」



へこだすい
南予 中予 東予
緩い(ゆるい)ことを「ダスイ」という。弱くなる、ひるむが「ヘコタレル」。充分でない、しまりがない、鈍いことをヘコダスイという。
【例】
「ヘコダスイのう、もっと腰を入れてやれんのか」
…「なまぬるいなぁ、もっと腰を入れてやりなさい」



へっち
南予 中予 東予
目的外のところ、見当違いのこと。「ヘッチョムクレ」はつむじまがり、へそまがりの人を指す言葉。
【例】
「そがいにヘッチ向かんと、もちいとこっちィ寄らんかな」
…「そんなにはずれないで、もう少しこちらへ寄りなさい」



へらこい
南予 中予 東予
ずるい、悪賢い。一部で「好色な」の意も。薄っぺらで信用のおけない人物に冠する言葉。
【例】
「あいつはヘラコイけん、ナニマリユウナヨ」
…「あの男はずるいから、気を許してあれこれ話すと後で困るぞ」



へんじょこんご
南予 中予 東予
「遍照金剛」は弘法大師の尊号。そのお経は衆生にはわかりにくい。ただただありがたいのだが。
【例】
「ナンボヘンジョコンゴユータテ、ラチハアクマイガ」
…「いくら訳が分からないことをごちゃごちゃ言っても解決は出来ないでしょう」



へんど
南予 中予 東予
霊場を巡る遍路のロがドに訛ったもの。喜捨に頼ってひたすら歩いた。乞食、ものもらいの意も。
【例】
「ことしもおヘンドさんの季節になったなもし」
…「遍路道にお遍路さんの姿が見えるようになって、春めいてきましたね」




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