よく使われる方言100語

た〜と
たこらばち
南予 中予 東予
タコラ(ロ)は竹の皮、ハチは頭蓋のこと。竹の皮で作ってかぶる笠。
【例】
「今日は照り込みがきつそうじゃけれ、タコラバチ忘れるなよ」
…「今日は日射しがきつそうだから、笠をかぶりなさい」



ちびる
南予 中予 東予
摩滅する、消耗する、小さくなる。禿ぶる(ちぶる)の転。回数を重ねてチビチビとすり減ること。
【例】
「そんなに足を引きづったら、靴の底がチビルがな」
…「足を引きづらないようにしなさい、くつの底がすり減るから」



ちょうさいぼ
南予 中予 東予
あざける、なぶりものにするの意。詐術で愚弄する。「朝三暮四」が語源か。
【例】
「あんまり、人をチョウサイボにするもじゃないゼ」
…「あまり相手をなぶってはいけないよ」



ちょびっと
南予 中予 東予
ほんの少し、ちょっと、わずか。チョッピリ・チョッポリともいう。
【例】
「野菜の苗をチョビット分けてツカさらんか」
…「少しでいいんですが、野菜の苗を分け与えてくれませんか」



ちんちべべ
南予 中予 東予
ベベは共通語で幼児の着物。ちんちは新しい、珍しい。とっておきの晴れ着のこと。
【例】
「お祭りにはチンチベベと赤い鼻緒のジョジョはこな」
…「お祭りにはきれいな晴れ着と赤い鼻緒の草履を履きましょうね」



つづまり
南予 中予 東予
結論、決着、要約、結局の意。縮める、まとめる、短くするなど約まるの転。
【例】
「ツヅマルトコイカントユウコトヨノ」
…「(大方のみなさんのご理解どうり…という含みを前提に)
 落ち着くところはダメだと言うことですよ」



つばえる
南予 中予 東予
さわぎふざけること。東予では口が肥える、ぜいたくになるの意も。巫山戯るは当て字。ツバケルは潰れること。
【例】
「アンマリツバエヨッタラケガスルゼ」
…「あまり暴れふざけまわっていたらケガしますよ」



てがう
南予 中予 東予
(挑発の意をこめて)からかう。ちょっかいをかけて、ことさらに相手にすること。手掻くの転か。
【例】
「あんまりテガウとネコでもかみつくゼ」
…「あんまちちょっかいをかけてからかうと、おとなしいネコでも噛みつくよ」



てがましい
南予 中予 東予
かさかさする、いらんことに手出しをする。子供をあしらうときに使う。
【例】
「もう、この子はテガマシイのう、あっちいっとれ」
…「この子はゴソゴソ手出しする。あっちへ行ってなさい」



どうしこうし
南予 中予 東予
どうやら、こうやら、兎にも角にも、ともかくもの転。ドウゾコウゾとも。行き詰まったら「ドモコモナラン」になる。
【例】
「チカゴロドナイゾナ」「マ、ドウシコウシよ」
…「このところ、具合はどうですか?」「まぁ、どうやらこうやらなんとかやってます」



とっと
南予 中予 東予
さっさと、素早く、すぐさまの意。共通語では程度の著しい様、全く、ホントにとなる。
【例】
「ごちゃごちゃ言わんとトットとどこイでも行かんかな」
…「あれこれ言わないでさっさと出て行きなさい」



とっぽさく
南予 中予 東予
馬鹿者、ホラ吹き男の称。軽輩ものだが罪のない存在。おもしろおかしく大ボラ話をするのを「トッポ話」という。「さく」は接尾語。
【例】
「またあのトッポサクがガイなこと吹きまくっとる」
…「またあのホラ吹き男がとてつもないことをしゃべっている」



とばとば
南予 中予 東予
軽々しく、軽率な、あとさき見境なく、不注意な。
【例】
「オマエはトバトバしとるきん、気ィつけないかんよ」
…「あなたは軽っぽくていかん、気を付けなさいよ」



どべ
南予 中予 東予
びりけつ、最下位、どんじりのこと。ドゲともいう。
【例】
「ハシリヤイコでまたドベジャッタンケ、シャントオシヨ」
…「また徒競走でビリだったのか。しっかりしなさいよ」



どんざ
南予 中予 東予
古布を重ねて刺子にした仕事着。どてらを言う地方もある。丈夫で温かく農・漁民が愛用した。
【例】
「今日は寒いけん、ドンザの下にもしっかり着込んでぬくうして行けや」
…「今日は寒いから刺子の下にも温かいものを着込んで行きなさいよ」




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