よく使われる方言100語 か〜こ
かいさま
南予 中予 東予
反対、あべこべ、裏返し。返様(カエザマ)の語がある。逆さま。
【例】
「おいお前ィ、パンツカイサマじゃが」
…「お前、パンツを裏返しにはいているよ」



がしん
南予 中予 東予
いじけた、縮こまった、しみったれたの意。哀れなの意も。
【例】
「どしたんぞォ、そのめしの食い方は。ガシンげにするな」
…「いじけたようなめしの食い方をするな」



かってこい
南予 中予 東予
東・中予ことばでは「借りて来い」「借って来い」となる。共通語で買って来いは「コウテコイ」。
【例】
「隣のおいさんに梯子カッテ来てくれんかな」
…「隣家の叔父さんに梯子を借りてきてください」



かわくるしい
南予 中予 東予
かわく+くるしい。しいは状態をあらわす。とくにむつごいものを食べた後ノドのあたりがこうなる。
【例】
「食べ慣れんもん口にしたけれ、カワクルしゅうてどもならん」
…「珍しいものを食べたから、ノドのあたりがかわいてイギイギしてどうしようもない」



くいさし
南予 中予 東予
古語に「食い止す」とある。食べてしまわないで残したもの。
【例】
「もったいないのにあれこれクイサシにしてどうするの」
…「出されたものを食べてしまわないで、あれこれ箸をつけたままで残してどう始末するの、もったいない」



くさし
南予 中予 東予
動作を中途半端でほうり出す状態。食べくさし、飲みくさし。
【例】
「あんたはなんでもやりクサシでほっぽり出すけんいかんのよ」
…「あなたは途中で放り出して、始末をしないからいけない」



くじくる
南予 中予 東予
道理の通らない駄々をこねること。クジは公事で訴訟ごと。あがらって我意を通すこと。
【例】
「お前ィぎりがクジクラんと、ここは一つみんなのいうとうりにせいや」
…「お前だけが駄々をこねるな。多数に従ったらどうだ?」



けったくそ
南予 中予 東予
ケタクソは卦体の約で縁起が悪いこと。転じてしゃくにさわる。腹立たしいの意。「ムネクソが悪い」も同意。ケタクソとも。
【例】
「あんなヤツに負けて、ケッタクソが悪い」
…「格違いのあいつに負けて、腹にすえかねる」



げどされ
南予 中予 東予
「ゲドウ」は外道と察しはつくが、この場合はののしり言葉。道に外れた言動をする人。
【例】
「あれほど言うとったのに、またやったんか、このゲドサレが!」
…「よく言い聞かせていたのにこの道ハズレもんが、またしでかしたか」



けんど
南予 中予 東予
篩い(ふるい)のことも伊予では「ケンド」というが、これは接続詞。けれどもの訛り。逆接に使う。「行くケン待っとれ」のケンは順接。
【例】
「ヒシコで勉強したケンド不合格じゃった」
…「一生懸命勉強したけれど、ダメだった」



こしくれる
南予 中予 東予
拗ける(ねじける)の転。萎縮する、挫折するの意。もつれる、こじれる、こじくれるなどうまくいかない場合に使う。
【例】
「あの話、都合よにいきよったのに、コシクレてしもうて」
…「調子よく進んでいたのに、こじれてしまいました」



ごじゃ
南予 中予 東予
間違い、調子はずれ、あれこれごっちゃ。
【例】
「まかしといたらゴジャぎりしよる」
…「まかしておいたのに、間違いばかりしている」



ことんならん
南予 中予 東予
ものごとが成就しない、事にならない。役にたたないの意。「ラチがあかん」とほぼ同義。
【例】
「やっぱりあいつにゃちぃと荷が過ぎたかのう。コトンナランかった」
…「あの男には少し力不足だったようだ。仕事がさっぱり出来ていなかった



ごねる
南予 中予 東予
文句を言ってごたつかせること。また死ぬる、くたばることも言う。自分の思い通りにしようとして文句をつける。
【例】
「お前ィはいっつもゴネルのう。きょうはゴネ得は通さんぞ」
…「お前はいっつも駄々をコネル。今日は身勝手な不平は許さんぞ」




  ファイル保存・再生形式 ダウンロードはこちらから
Apple社 QuickTime
(Mac標準)
Mirosoft社 WindowsMediaPlayer
(Windows標準)